2015年にスタートした機能性表示食品制度ですが、一般的な食品と機能性表示食品、
特定保健用食品(トクホ)の違いについて、簡単にまとめてみました。
機能性表示食品に分類されるサプリメントも多数販売されています。
機能性表示食品制度も3年が経ち、届け出製品も1300を超えています。
機能性表示食品制度についていま一度、整理してみましょう。
機能性表示商品とは?
機能性表示商品は消費者が効果を勘違いしない、科学的根拠がある情報を表示することで、
商品を適切に選択できるように生まれました。
機能性表示食品にはパッケージに、一日当たりの摂取目安量、摂取の方法や
注意事項が表示されています。
これらの表示をよく見て利用するようにしましょう。
特定保健用食品とは?
トクホの名前でよく知られている特定保健用食品。
これは、国が健康に対してどのような効果があるかという表示を認めた製品です。
特定保健用食品のマークを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
特定保健用食品は、製品ごとに食品が持つ有効性や、その安全性について審査を受けており、
国からその表示をすることを認められたものです。
基本的には有効性や安全性について消費者庁と食品安全委員会の審査が必要な製品となります。
店頭で特定保健用食品を見かけた際はその機能についての広告、表示を見てみましょう。
生鮮食品の機能性表示食品?
生鮮食品の機能性表示食品?と聞いて驚いた人もいるかも知れません。
2018年5月、生鮮食品に分類される機能性表示食品は15製品あります。
みかん、りんご、もやし、米のほか、めずらしいところではカンパチも届け出されています。
研究レビューの結果を、所定の様式に従って記載し消費者庁に届け出をして受理されれば、
めでたく機能性表示食品として販売することができるのです。
機能性表示商品は消費者が効果を勘違いしない、科学的根拠がある情報を表示することで、
商品を適切に選択できるように生まれました。
まとめ
国が審査を行い、その食品ごとに表示が許可されている特定保健用食品、
事業者の責任で科学的根拠に基づいた機能を表示できるのが機能性表示食品です。
そしてこれらに分類されない食品は、全て「一般食品」です。
特にサプリメントは薬と勘違いされがちですが、あくまで食品です。
私たちが普段口にしているものは医薬品以外は全て食品に該当します。
機能性表示食品にはパッケージに、一日当たりの摂取目安量、
摂取の方法や注意事項が表示されています。
これらの表示をよく見て利用するようにしましょう。